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最新攻略コラム

2014年4月24日

乗っ込みチヌ攻略作戦(練りエサ釣法)

皆さん、お元気ですか。
 
三重県の堀口文敏です。
 
いよいよゴールデンウィークですネ(^^)
 
 
釣りの計画は、ばっちりですか?遠征する方も、多くいるのでは、ないでしょうか。
 
そんな中、前回に引き続き、乗っ込みチヌの攻略作戦として、連続でご紹介をしていますが、今回は、ちょっと違った攻め方「練りエサ釣法」にといて、練りエサをサシエサに使った釣り方をご紹介させて頂きます。
 

この、練りエサ釣法は、磯のチヌをオキアミのサシエサではなく、「練りエサ」といわれる、オキアミやサナギ等、チヌが好む何種類かのエサや酵母を練り込んだ粘土状の物を、1cm程度の大きさに丸めてハリにつけてつる釣法です。
 
以前から、瀬戸内や、広島のチヌ狙いでは、使われている釣法で、全国的にも5年程前から、よく使う釣法となってきています。
 
私も、約6年ほど前に、瀬戸内で広島の釣り仲間に本格的に教えてもらい、それ以来、この練りエサ釣法に魅了され、三重県内でも釣り人に、この楽しさと魅力を拡げ、伝えています。
 
そんな、「練りエサ」釣法を、まだ、経験したことの無い方や、やっているがなかなか上手くいかないといった方に紹介したいと思います。
 
まず、タックルとマキエサの準備ですが、こちらは、通常の磯のフカセ釣りと同じで大丈夫です。
 
強いて言えば、竿先がソリッドで感度の良い物、マキエサに混ぜる配合エサは、粘りが強く比重の重い物がお勧めです。
 
あとは、ミチイトはフロートタイプで、偏光サングラスは必需品となります。

マキエサや仕掛けの投入は、通常通りとし、ポイントも通常、チヌを狙うポイントを攻めれば良いでしょう。
 
では、何が、違うのか?ですが、まず、サシエサ(練りエサ)の付け方です。
 
私は、マルキューから発売されている「練りエサチヌ」を主に使い分けますが、板状の練りエサを1cm~2cmのビー玉状に丸めます。
 
この時、しっかりと練り込み、練りエサが白く変色する状態まで指先で練り上げると、粘りも強くなり、エサ持ちも良くなります。
 
それを、ハリにつけます。
 
この時も、ハリに刺すのではなく、ハリをおにぎりの具の様に練りエサの中に巻き込む様にして、ハリを覆います。
 
投入方法は、通常通りで大丈夫ですが、出来る限り底を50cm~1m弱は、這わせて釣りたいので、仕掛けが着水した時と、底に馴染んだ時に仕掛け(ウキ)を1m位手前に引き戻し、サシエサが先行した状態で待つと良いでしょう。
 
そして、アタリを待つ場合のポイントですが、ウキが一気に消し込む場合や、ラインが走る場合、竿先にアタリが出る場合と様々なので、基本的には、ウキから竿先までのミチイトを弛ませて待ちます。
 
この時、海面に浮いたラインを意図的にS字状にしたり、波線状にしてラインを一直線にせずに待つのが効果的です。
 
底で練りエサをチヌが銜えると、少しのアタリでも、ラインがスーッと走ったりするので、その瞬間を見逃さないのが数を釣る秘訣となるからです。
 
また、アワセのタイミングは、出来る限り遅合わせが確実です。
 
地域や魚の活性にもよると思いますが、三重県や和歌山県の場合は、アタリがあれば少し送り込んでやると、一気に食い込む感じです。
 
通常のフカセ釣り同様の攻め方に、ちょっとした工夫をするだけで、エサ取りに強く、釣れる型も大きいといった魅力ある「練りエサ釣法」に挑戦してみてください。
 
きっとマスターすれば、釣果も型も伸びるはずです。
 
 
では、次回は、乗っ込み最終編として、ハリの選び方と美味しい食べ方をご紹介します。
 
お楽しみに!!