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最新攻略コラム

2014年3月27日

チューニング・メンテナンス実例~シマノ デスピナ オーバーホール~

皆さんこんにちは(^-^)
 
ヘッジホッグスタジオ メンテナンスセンターの内田です。
 
 
前回に引き続き、当社で実際に施工させていただいたリールのオーバーホールやカスタムの実例をご紹介いたします。
 
今回は、シマノのレバーブレーキリール デスピナのオーバーホールについてご紹介いたします。

オーナーからのご依頼内容

特に問題はないが、長く使ってきたのでオーバーホールをお願いしたい。

オーバーホール作業

レバーブレーキ機種は、通常のスピニングリールより構造が複雑で、細かい部品で構成されています。
 
またメーカーにより、ブレーキ機構の構成に違いがあり、年式によってもさまざまです。
 
通常のスピニングリールの分解に慣れていないうちは、ご自分で挑戦されるのはかなり無謀な挑戦となります(笑)
 
メーカーや私どものような業者にお任せいただくのが無難ですよ!
 

ラインローラーが固着しておりました。
 
今回分は、専用工具を使って取り外しが出来、ベアリングの錆び・磨耗だけでしたので、ベアリング代だけですみましたが、固着が激しいときは、ベール関連すべての部品交換が必要になる時があります。
 
ラインローラー部分は、リールの中で一番潮に弱い部分です。
 
釣行毎の簡単なメンテナンスと注油で十分防げますので、ここの部分はかならずセルフメンテしましょう!
 

長年ノーメンテで使用されておられたので、エンジン内部は塩水で変色したグリスでべっとり。。。
 
青白くなっていますよね。
 
脱脂洗浄し、グリスアップすることで、車のオイル交換と同じような効果が得られます。

釣行毎の水洗い時に、「ドラグを締めて洗いましょう」という実例です。
 
ドラグ内部に浸水し、水がたまっていました。
 
真水でも塩水でも、この部分に水がたまったままだと、ドラグ力が低下します。
 
ましてや塩水だと固着してドラグが機能しなくなってしまいます。
 
セルフメンテではここまで分解することはないと思いますが、ドラグをしめて水洗いをすれば防げます。
 
きっちり洗浄し、再調整させていただきました。
 
 
今回のように、釣行毎のセルフメンテのやり方次第で、不具合を防ぐことは十分に可能です。
 
以前にご紹介したメンテナンス方法をご参考に、釣行毎、面倒だとは思いますが、セルフメンテをしっかりやりましょう!
 
それでも不具合が出てしまったときは、素直にメーカーオーバーホール、業者へのオーバーホール依頼をおすすめいたします!
 
 
次回も引き続き、リールチューニング最新攻略!~チューニング・メンテナンス実例~
をお送りする予定です。お楽しみに!