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2014年3月13日

乗っ込みチヌ攻略作戦(タックル編)

皆さん、お元気ですか。三重県の堀口文敏です。
 
春の足音が聞こえたかと思うと、あっと言う間に雪景色。

今年の冬はいつ終わるのだろうか?
 
いやいや、ポカポカ陽気の春はいつ来るのだろうか?と言った感じですよね。
 
しかし、身体は正直なもので、春の訪れをきっちりとキャッチしてくれています。
 
それは、何故かと言うと、2月後半からG.Wが終わるまで、マスクマンになる私の身体が反応しているからです。
 
鼻水は、滝の様に流れ、くしゃみは連発、目は痒くて真っ赤になっています。
 
皆さんは、大丈夫ですか??
 
そんな春の訪れと共に、磯釣り師がターゲットとする魚は、やはりチヌ(クロダイ)でしょう。

桜の花が咲くころになるとお腹に卵をパンパンに抱いたチヌが、浅場に近づき産卵を始めます。
 
これを、乗っ込みと言いこの時季になると、50cmオーバーの腹パンチヌを求めて、磯に出掛けるのです。
 
しかし、近年の温暖化が進んでいる状態では、桜の開花と言うより、杉花粉が飛びだす2月下旬頃から乗っ込みチヌが釣れる様になってきました。
 
そこで、今回から、春磯のターゲットである乗っ込みチヌをターゲットに、道具の選定、マキエサ、サシエサ、ポイント選び等、4週に渡りチヌの乗っ込みについてご紹介します。
 
まず第1回目は、タックルの準備です。
 
雑食性で居れば、釣れると言われるチヌですが、警戒心は強く、掛けた瞬間の引きの強さは凄い力があります。
 
しかし、その引きを上手く耐えれば海面にポッカリと姿を現し、後は降参と言った感じです。
 
グレとは違った、竿とラインの弾力と張力を限界まで使い浮かせるのが楽しみとなります。
 
そこで、竿は、通常は磯チヌ竿の1号クラスがお勧めで、ラインはミチイト1.5号にハリス1.25号程度がお勧めとなります。
 

この組合せは、竿の弾力と、ラインの張力のバランスが良く一気に沖に走るチヌを、溜めて浮かせる事が出来ます。
 
但し、初心者から上級者とを比べると、細いハリスに自信の無い方や、もっと細い仕掛けで竿の大きな曲がりを極限まで楽しむ方(この場合は、6.3mの竿を使う方が多い)と、色々なので、これがベストとは言えないかもしれません。
 
更に、狙うポイントが、浅場なので、上がった磯が砂地で海藻が多い場所や、ゴロタ石が多く牡蠣やフジツボが多く付着しているポイントでは、やり取りが難しくなります。
 
と言って、ハリスを太くすると食いが悪くなり、数が釣れなくなってしまいます。
 
初心者の方で、ラインのやり取りに慣れていない方は、まずは、磯竿1.25号にミチイト2号、ハリス1.5号で攻めてみてください。
 
それで、切られる様であれば、ハリスを1.75号にワンランクアップさせ、切られない様であれば、1.25号に挑戦してみてください。
 
一番大切なのは、食わせたチヌをバラさないことです。
 
折角、掛けたチヌにラインブレークされる悔しさと、何よりもチヌをバラしてしまうと、次が釣れなくなる習性もあるので、自分に自信の持てる仕掛けから、少しずつステップアップしていきましょう。
 
次回は、チヌのウキとタナの決め方に付いてご紹介します。