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2014年1月30日

寒グレのウキとラインの選び方

毎日寒い日が続きますが、如何お過ごしですか。
 
三重県の堀口文敏です。
 
今回は、寒グレを狙うのに、効果的なウキとラインの選びに付いて考えてみましょう。(^^)
 
寒グレと言えば、皆さんは何が頭に浮かびますか?
 
ほとんどの方が、「大型」「美味しい」と言ったイメージを思い浮かべる事でしょう。
 
また、磯釣りに精通している方は「警戒心が強い」「食いが渋い」と言ったグレの活性を中心とした回答が得られるのも事実です。
 
そんな様々なイメージの中、やはり、大型で警戒心が強いこの時季のグレを仕留めるには、グレがサシエサを口にした時、違和感を感じない、抵抗を感じさせない繊細な仕掛けが、大型を仕留めるキーポイントの1つと考えるべきでしょう。
 
そこで、ウキ1つを例にとっても、浮力の大きいウキは、海中に引き込まれる時の抵抗が強く、浮力の小さいウキは、抵抗が小さいのが通常です。

例えば、浮力5Bと0とを比べると、5Bは、ウキの頭を海面に出し、0号は、海面ギリギリに浮遊していています。
 
よって、グレがサシエサをくわえて引っ張った時に浮力抵抗が大きいのは残留浮力が大きい5Bとなります。
 
では、何故この残留浮力による抵抗が大型グレに悪影響を及ぼすのでしょう。
 
それは、大型になればなるほど、それまでの過程で、ハリに掛かり息絶え絶え逃げ伸びたグレや、慎重に警戒心の強いグレが多いからです。
 
だから、少しの抵抗を感じると、フッとサシエサを吐き出してしまうのです。
 
しかし、違和感の無い抵抗の少ないウキであれば、そのまま住処に戻ってくれるのでウキが、すんなりと海中に消し込んでくれるのです。
 
また、ライン(ミチイト)についても、同じ事が言えます。
 
ラインの性能として大きくフロートタイプと、サスペンドタイプがあります。

この場合、抵抗の少ないのは、フロートタイプより、サスペンドタイプの方がどちらかと言えば少ないでしょう。
 
サスペンドタイプは、その名の通り、海中に沈み中層でゆらゆら漂うタイプなので抵抗が少なくなります。
 
深場や足下の磯際の駆け上がりのドン深なポイントを狙うにはとても効果的です。
 
しかし、遠投ポイントや沈み根等が多く点在するポイントでは、ウキから竿先までの間のラインが海中に潜ってしまい、沈み根に引っかかってしまったり、ウキに余分な抵抗が掛かり、そのウキが本来持つ性能を上手く発揮出来ない場合があります。
 
よって、ウキもラインも狙うポイントによって、浮力やタイプ、大きさを細かく分析し、使い分ける事で、更に大型グレに目グレ遭うチャンスが増えるのです。
 
次回は、もう少し踏み込んだ形で、サイズ、大きさ、タイプについて、解説を交えながらご紹介します。
 
是非、お楽しみに!