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2013年12月12日

カサゴの大型は夜に狙え

カサゴは日本各地の浅い海に多い魚で、釣りやすくて親しみやすいせいでしょうか、ユニークな呼び名が50種以上もあります。
 
九州ではアラカブ、山陰ではボコとかボッカ、瀬戸内ではホゴとかアカメバル、関西ではガシラという呼び名でおなじみです。
 
沖釣りでは、釣り物が少なくなる冬場に標的にされる魚ですが、防波堤からの探り釣りや穴釣りで一年中釣れる魚ですよね。
 
頭でっかちで大口、引きもさほど強くなくて、いれば食うといった性質も災いしているのでしょうか、釣りの対象としては二流ですが、煮付けにして食べると、身には上品な甘さがあり身離れもよくて、大変おいしい魚のひとつです。
 
アラカブと呼ぶ九州では、これの味噌汁が郷土料理になっていますが、瀬戸内の沖釣りでも昔は釣ったカサゴを船上で味噌汁にして食べさせてくれる習慣があったのです。
 
このカサゴの味噌汁を一度でも食べると、間違いなく病みつきになること請け合いです。
 
高級料亭で食べるどんな豪華料理にも負けないほど美味しいものなんです。

さて、防波堤から探り釣りをしていると、どんな魚よりまっ先にエサに飛びついてくるのがカサゴです。
 
潮の干満とかに左右されることも少なく、いれば食うという表現がぴったりの魚で、昼日中でもよく釣れます。
 
ところが今まで何度も経験しているのですが、昼日中に釣れる魚はなぜか小型が多いのです。
 
カサゴはもともと夜行性の魚ではないのですが夜でもよく釣れます。
 
そして、夜に釣れるカサゴの方が昼日中に釣れるカサゴより型がいいのです。
 
これはどうしてなんでしょうか?。
 
もともと、それほど用心深い魚とは思えませんが、大きくなるとそれなりに警戒心を持つようになり、昼間はテトラポッドの穴やケーソン防波堤のすき間などに潜んでいて、夜になるとエサをあさりに出てくるのでしょうね。
 
こんな大型だけをターゲットにするときは、夜釣りか早朝の日が昇るまでの時合いに狙ってみてください。
 
探り釣りのときは、やはり夜間に水中でよく光るエサがいいですね。だからオキアミなどよりアオイソメやフクロイソメなどの虫エサが効果的です。
 
もともと根魚ですから底を釣るのが基本ですが、夜は別ですよ。
 
ケーソンで出来た防波堤などでは、ケーソンのすき間を伝って底よりもうんと上までエサを探しにやってくるようです。
 
もちろん防波堤の壁伝いにも上がってきますから、夜間は底だけでなく壁際の中層も狙ってみてください。
 
意外なところで大きなサイズが食ってきて、大喜びすることもあります。