初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2013年10月24日

黒鯛道45 番外編 「落とし込みのターゲット、キビレチヌとマチヌ」

落とし込み釣りにおけるキビレチヌとマチヌは、地域によってキビレチヌを準チヌの扱いにするところや、全く区分けをしてチヌとは異種の魚、と位置づけるところなど地域差があるようです。
 
一見すると外見上はやや白っぽいキビレと黒っぽいチヌは、一般人から見ると同じように見えるのかも知れません。
 
体高、側線、ウロコなど学術上の区分は、はっきりとしているようですが、落とし込み釣りからみた違いはどうでしょう。
 
汽水域を中心に居着いているキビレと海水域にいるチヌは、季節、雨などによってキビレがチヌに混じって多く入ってくるところもあるようです。
 
ここ20数年、関西のキビレの生息状況は大きく変わってはいないようです。

私のホームでもある神戸七防は、ごくたまに雨後にパラパラとキビレが混じったり、季節によってたまに釣れたりする程度でした。
 
が、今年の10月の中旬から異常に多くのキビレが釣れるようになりました。約6~7割がキビレ、残りがマチヌといった具合です。
 
地域によってキビレの扱いは変わります。端的に表れるのは大会での魚種規定です。
 
関東や全国レベルでの大会はマチヌ限定の大会が多いのですが、関西での大会や黒鯛人の月例規定はキビレも対象にしています。
 
エサやアタリの出方が共通していることが多いので、対象に含めているのだと思います。外見や引きが似ていることも、その理由でしょう。
 
もっとも、カニエサを使うとキビレが多く釣れたり、キビレはアタリが大きく長い時間エサを喰っていたり、針掛かりするとキビレは沖に走ったりと、チヌとは違う動きをすることもあります。
 
エサやタナでキビレをかわすことも出来る時はありますが、全く同じエサやタナで喰ってくることも多いのです。私の経験ではキビレが多い時は、チヌは嫌がって寄り付かないように感じます。
 
キビレのアタリが無くなったときが、チヌを釣るチャンスと言えるのかも知れません。
 
次回は 黒鯛道46 「冬の落とし込み釣り、その1」 を予定しています。