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2013年10月24日

あなたにも出来ます!かっ飛びチューン実践編その2

皆さんこんにちは(^-^)
 
ヘッジホッグスタジオ メンテナンスセンターの内田です。
 
今回は、かっ飛びチューン実践編その2 として、ダイワ・アブのベイトリールの施工方法についてご説明いたします。
 
 
まず、「かっ飛びチューン」に使用する、ベアリングの種類についてですが、各社からさまざまな種類のベアリングが販売されています。
 
純正のベアリングに程近い、ステンレス製の物、防錆製の物、セラミック製の物、今流行のベイトフィネスに適した物などさまざまな種類がありますが、各メーカー製品の説明を吟味して、ご自分のリールの用途に適したベアリングをチョイスしてください!
 
 
今回は、ダイワ・アブのベイトリールを例にとってご紹介いたします。
 
スプールの軸受けベアリングとスプール内蔵のベアリングを交換するパターンです。

1. サイドカバーのベアリング交換

サイドカバーのベアリング交換は、前回のシマノの例と全く同様です。
 
ベアリングは「ベアリングストッパー」と呼ばれる、針金のようなリングで支えられていますので、このストッパーを外してベアリング交換を行います。
 
ストッパーリングは精密ドライバーなどで簡単に取り外すことが可能ですが、思わず飛ばして紛失してしまうことが多いので気をつけてくださいね!

2. スプールのベアリング交換

ダイワ、アブなどの小型ベイトリールは、スプールフリー時に、サイドカバー側のベアリングとスプールに内蔵されているベアリングで支えられる状態となります。
 
ですので、かっ飛びチューンを行うには、先ほどのサイドカバーのベアリングとスプール内蔵のベアリングを交換する必要があります。
 
スプール内蔵のベアリング交換には専用工具が必要です。当社スプールベアリングリムーバーや、各社から専用工具が販売されています。
 
スプールピンの向きなど注意事項が何点かありますので、詳しくは専用工具の取扱説明書をご確認ください。
 
 
基本的な作業はたったのこれだけです!ダイワ・アブは専用工具が必要ですが、作業は非常にかんたんです。
 
これだけの作業で、ノーマル状態よりも飛距離を伸ばすことができるチューニングなんです!
 
是非あなたも挑戦されてみては?

機種による交換場所の実例

サイドカバーの側のベアリングは黒い蓋で隠れている場合があります。黒い蓋を外す事で中のベアリングを交換できます。

スプール本体にベアリングが付いていない機種の多くは、シャフト両端のカバーに付いているベアリングを交換します。

スプール本体にベアリングが付いているリールの一例です。両側のベアリングを交換します。

■リョービのベアリング交換方法

サイドカバー側のBBを交換するには、手前のCリングを外す必要があります。針やピンなどを使い、Cリングの両サイドから力を加え押し広げる様に外します。

もうひとつの交換BBは、ハンドル側の内部に装着されています。手前のCリングをピンセットなどで外し、内部のBBを交換します。

イクシオーネのサイドカバーを外すには、まずフリップカバーを開けてからサイドカバーをスライドすると、外すことができます。

チューニング用のベアリングには、両面シールドタイプや、片面シールドタイプなどの種類があります。
 
両面シールドタイプの場合は、向きは関係ありませんが、片面シールドタイプの場合、オープン側をリール外側に向かって取り付けするのが一般的です。
 
水分やゴミがスプールに巻かれるラインを伝わってリール内部に侵入するので、スプール側に防塵力の高いシールド面を向けるという考えでこの向きを!ということになっています。
 
必ずしもこの向きでという決まりにはなっていませんので、お好みのセッティングで試してみてください。
 
 
いずれの場合も、ベアリングチューン施工後は、メーカーのアフターサービス(オーバーホールや修理など)を受け付けてもらえないことがあります。
 
また、作業手順や取り付け方法を間違えると、リール本来の機能を失う恐れがあります。
 
チューニングはあくまで自己責任でお願いしますね!
 
 
次回は、リールチューニング最新攻略!~スピニングリールはチューニング出来るのか?~をお送りする予定です。お楽しみに!