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2013年3月28日

メバリングのワームの考察

メバルは、春告げ魚といわれるように早春から陽春の季節にかけてよく釣れる魚ですね。3月の上旬、瀬戸内海でイカナゴ漁が始まると、メバルもイカナゴを追って活発に餌付くといわれていますが、ちょうど今がそのシーズンです。
 
特に産卵をひかえたメバルの食欲は、普段よりも活発で小魚を中心に食いまくるそうです。こんなメバルをワームやメタルジグを使って釣るメバリングがここ数年、大人気ですね。道具とルアーさえあれば、どこでも気軽に竿が出せるというのも魅力なのでしょう。 そこで、メバリングに使われるワームのチョイスの仕方について考えてみましょう。
 
夜のメバリングは、表層まで浮いてきているメバルがターゲットです。こういうメバルは活性が高いのですが、警戒心も人一倍強くて、気に入らないワームには見向きもしないことがあります。
 
ナイトゲームではルアーを引くレンジが浅くても50cmほど、深いときは1・5mぐらいが中心になるのでワームの色もよく認識できる深さなのです。だから、色の選択が重要になってくるのですね。

ワームの色を大ざっぱに分類すると、ピンク、オレンジ系、クリアー系、グリーン系の3つに分かれますね。これの使い分けですが一般的には産卵に入るまでは、少し派手めのピンクやオレンジ、赤などがよく、産卵後は魚も少し神経質になっているのでケイムラなどのクリアー系がマッチするし、水温が上がり産卵後の回復期に入ると、グリーン系がよくなるといわれています。
 
ただし、これもひとつの目安にしか過ぎず、ときにはとんでもない色で釣れ盛ることがあるのです。
 
ワームも疑似餌の一種ですからマッチ・ザ・ベイトで、そのときにメバルがよく食べているエサに合わせるのが基本ですね。
 
春の海苔の収穫期に切れた緑色の海苔がよく流れるシーズンには、グリーン系のワームが当たりルアーになるし、海苔が枯れて茶色になると濃いオンジやくすんだ色のワームによくヒットします。
 
春にしらす漁が始まると、クリアー系のワームでしらすのサイズに合わせた少し小型のものがベストですし、瀬戸内海などでイカナゴの回遊が始まると同じクリアー系でも少し大きめのサイズがお勧めです。
 
しかし、そんな海苔が流れる時期やしらす、イカナゴが回遊するシーズンでも、まったく関係のない色のワームに大ヒットすることがあるのです。
 
その色は、どんな色でしょうか?。
 
答は、ピンクでもオレンジでもクリアーでもなく、鮮やかな赤です。ほかのどんな色を試してみてもヒットしないのに、なぜか赤ばかりに釣れることがよくあります。
 
それはなぜなのか分かりませんが、どんな色のワームにも反応しないときに、ぜひ試してみてください。 
 
次回は、魅惑的なカレイ釣りのエサについて考えてみたい。