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2013年3月14日

乗っ込みクロダイの仕掛けの考え方

三重県の堀口文敏です。日本列島は、花粉と黄砂がガンガン飛散していますが、皆さん、如何お過ごしですか?私は、毎年この時季になりとマスク無しでは過ごせ無い超花粉症です。
 
しかし、クロダイの乗っ込み情報も各地からちらほらと聞こえ出す時季でもありなんとも辛い時季でもあるのです。
 
前回は、タックルの準備として竿やラインのご紹介に加えて竿の弾力とラインバランスを最大限に活かしたクロダイ釣りの魅力をご紹介しましたが、今回は、仕掛け作りと習性に付いてご紹介します。
 
まず、仕掛け作りですが、基本的にクロダイの場合は重い目の仕掛け作りがキーとなります。
 
メジナ(グレ)釣りの場合は、マキエサと仕掛けを同調させてウキからサシエサまでの角度を保ちながらマキエサの沈下速度に合せて探っていきます。特にハリスが海中で45度前後の角度になるのが理想とされています。
 
しかし、クロダイの場合は「角度よりタナ」と言われるくらいタナが重要となります。
 
何故なら、クロダイとメジナのエサを捕食する習性にあると考えます。メジナの場合は、上から落ちてくるエサを吸い込み住処に戻る習性があるため、マキエサと同調して沈んでくるサシエサをスッと吸い込んでくれるのです。
 
しかし、クロダイの場合は、海底に住むカニやフジツボなどの甲殻類を齧る様に捕食しています。そのため、底スレスレのタナに仕掛けを設定し探って釣ると効果的なのです。
 
だから、仕掛けを落ち着かせる為に、ウキはオモリ負荷の大きなBから3Bを使うと良いでしょう。
 
この場合、ウキの調整オモリは、3Bのウキであれば、サルカンの下か、直結にされている方は直結部の下に2Bを取り付け、仕掛けを落ち着かせるためにチモトから50cmくらい上にG2程度のガン玉を打つと効果的です。

とにかく、底に潜むクロダイにアピールする仕掛け作りに徹するには、タナを確実に把握し少々の根掛かりは恐れない気持ちで挑む事が大切です。
 
但し、活性が高くなると岩や堤防などから剥がれ落ちたイガイやカニ等にも反応し食い付きます。
 
この場合は、水温が高く活性が高い時やマキエサに反応し食い気が増してタナが浅くなった時と同じと考えて下さい。
 
クロダイも時には、1ヒロでも50cmオーバーが釣れてくる時があります。この様な状況になった場合は、少々軽い目の仕掛けに変更した方が、釣果が伸びる場合があります。
 
よって、クロダイの場合は底から探り、活性とその日の水温や条件によって、少しずつタナを浅くすると良いでしょう。
 
とにかく「角度よりタナ」を基本に乗っ込みクロダイを狙ってみて下さい。
 
次回は、マキエサ作りとお薦めの配合をご紹介します。是非お楽しみに!!