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最新攻略コラム

2013年2月28日

いよいよクロダイ乗っ込みシーズン到来!

三重県の堀口文敏です。皆さん、如何お過ごしですか?
 
日本列島は、厳しい寒さにみまわれ、最大積雪量を更新し非常に厳しい寒波が訪れています。
 
例年この時季になると、桜の開花情報と共に、クロダイの乗っ込み情報も各地からちらほらと耳にする事が多くなり、3月中旬には乗っ込みが本格的にスタートとなるのです。
 
まず「乗っ込み」とは、クロダイが産卵の為に、深場から浅い岩礁地帯や砂地の浅場、湾内に移動し、浅瀬の岩場や砂地の海藻等に産卵をする事を言います。
 
そのため、浅いタナで、食い気もあるお腹に卵を持った重量感のある立派なクロダイを仕留めるチャンスが増え、型、数共に満足出来る時季と言えるのです。
 
しかし、今シーズンについては、寒波の影響で湾内やポイントによっては、水温が10℃を切っているポイントがあり、乗っ込みにはまだ少し早い様です。
 
しかし、雑食で比較的低水温に強いクロダイは狙えば釣れるターゲットであり、お腹はまだ卵が小さいものの釣れる確率に除々高くなるでしょう。
 
そこで、今回から、今シーズンの乗っ込みクロダイを楽しむためのタックルの準備から釣ってお家で美味しく戴く調理法までを5回に分けてご紹介いたします。
 
勿論、マキエ術や仕掛けの馴染ませ方、狙いのポイント選定や食わせ術等のテクニックについてもご紹介いたしますのでお楽しみにして下さい。

まず今回は、クロダイの乗っ込みに備えたタックルをご紹介します。
 
この時季のクロダイは、産卵を目的として接岸してきているので、掛けてもクロダイ独特の沖に一気に突っ走る勢いはありません。
 
走りかけてもお腹が重い性か、竿の弾力を活かしてためてやれば、直ぐにクロダイは抵抗を止め、ゴンゴンと海中で頭を振りながら海面に銀色の姿を見せてくれます。
 
よって、竿は、パワーより粘り重視で、磯クロダイ専用竿の0.5~1号クラスがお薦めで、私は、ダイコーのクロダイ専用の「ARATINU SPCIAL」0号~0.5号を使用する事が多く、腰が強く、ためて浮かす力は、抜群だと思っています。
 
また、磯竿(メジナ用)であれば0.6~1号がお薦めとなるでしょう。
 
また、使用するラインは、竿の強度に合せ、私の場合はミチイト1.5号にハリス1.25号の組合せで攻める事が多く、ラインと竿の弾力を最大限に活かして取り込みを楽しみます。
 
ハラハラドキドキでタモに納まったクロダイは、観念したと言えども、興奮し状態は隠しきれず、背びれや腹ビレなど全身のヒレをビンビンに立て正に磯の銀の獅子の名に相応しい姿で立派な姿を魅せ付けてくれます。
 
この姿を見ると、クロダイの風格に魅了され3月~G.W過ぎまではクロダイを追い続ける日々が続きます。
 
次回は、仕掛け作りとマキエサに付いてご紹介しますので、お楽しみに!!