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2012年1月19日

黒鯛道3、落とし込み釣りの道具、釣技。

落とし込み釣り師にとっての竿は、サムライの刀と同じく、一番重要なタックルといえるでしょう。その竿の形状、材質も地域によって個々に発展してきました。
 
ご存知のように、落とし込み釣りの釣技には、大別して、目印釣りと、ヘチ釣り、前打ち釣りがあります。各釣法は、狙う場所の形状や、タナなどによって各機能を発揮し、効率的に釣果を上げることができます。そして、それぞれ釣法にあったタックルを使用します。
 
各地域によってその釣り方や道具は特徴立っています。地理的な条件や、堤防の形状、海面までの距離などにより、竿の長さや材質、仕掛けの種別も異なります。共通している点といえば、ハリスの先の針とオモリにエサを付け、落とし込んでいくことでしょうか。

一般的には関東を発祥の地とするヘチ釣りと中京、関西を発祥とする目印釣りに大別されます。釣り方の違いは、主に堤防の高さによりアタリの取り方が変わることにあります。一昔前は、東はヘチ、西は目印とはっきりと分かれていました。私が落とし込み釣りを始めた頃も関西ではほとんどの落とし込み師は目印を使っていました。
 
そんななか、私はかなり前にヘチ釣りを主にして、落とし込み釣りを何年も続けていました。ある時は目印も使用していましたが、目印では取りにくいアタリや探りにくいポイントが数多くあることがわかりました。一方で目印釣りならではの長所も分かってきました。そして10数年前にクラブを結成したとき、季節や状況、ポイントの形状を判断してヘチと目印を融合化した最強の釣り方を目指したのです。
 
落とし込み釣りの道具は、極めていくと釣り場の形状や、チヌが喰ってくるタナ、気象条件などによって、緻密な選択とその組み立てが必要になります。
 
竿、リール、道糸、目印、ハリス、サルカン、針、オモリなどの道具や仕掛けを考慮することによって、チヌを取り込む可能性が高まります。
 
次回は黒鯛道4  落とし込み釣りの道具~和竿。を予定しています。