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最新攻略コラム

2012年9月6日

黒鯛道18、黒鯛人例会。

2000年に神戸・黒鯛人が発足してから黒鯛道を求めてクラブ活動をしていますが、年間事業のなかでも私が重要な位置づけをしているのが、3月から11月まで毎月1回(土、日の2日間)行われる月例会です。
 
9回の例会の内、上位5回の個人成績のトータルで年間優勝者を決定するのです。
KING OF NANABOU です。
 
この14年間でそのルールは少しずつ変化していますが、基本は物理的に決められた時間と場所で如何に多くのチヌを釣り上げるかというものです。同時に年間を通して七防で釣った最長寸記録での表彰も行っています。
 
この例会は、まさしく落とし込み釣りの競技大会そのものといえるかもしれません。現在、活動中のクラブ員は40名ぐらい在籍していますが、例会には常に20人前後の会員が参加しています。

かつて例会競技は七防全域で行われていました。夏の炎天下、約4.5kmの七防を往復することもざらにありました。競技ルールも30cm以上のチヌ、キビレの総枚数でしたが、現在は七防の東の白灯台から5番の階段までが競技エリアとなり、総枚数規定も総重量へと変化しています。
 
私がこの例会に力を入れたのには2つの理由があります。
 
1つ目はクラブ員が大会に準じた例会を数多く経験することで、メジャーな落とし込み釣りの大会に参加する模擬体験ができることです。
 
大会は事前の状況を判断して狙う場所を決め、エサを決め、タナを決め、タックルを選定しなければなりません。一文字の場合、右に行くか、左を選ぶかで大きく釣果に差がでることは常識です。そんなタイトな緊張感を毎月経験して数多くの要素を判断していくことは、落とし込み師として大きく成長していくことを意味しています。
 
2つ目は例会での結果を判断して、その原因をしっかりと認識、学習していくことができるからです。例会はクラブ員同士のなかでおこなわれますので、親睦を深めながら全員で情報交換ができる場でもあるのです。
 
クラブ設立6年目にして全国黒鯛落とし込み釣り選手権大会で優勝することができ、4連覇を飾ることができたのも、この切磋琢磨した例会を積み重ねた結果といえるのかもしれません。

次回は黒鯛道19 「落とし込み釣り講習会」を予定しています。