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最新攻略コラム

2017年3月23日

「落とし込み釣りの肝心、エサの変遷」14。

先日、神戸港の落とし込み選手権大会が神戸七防で開催されました。
 
各地から落とし込み釣りの精鋭たちが約100名集まり、春先の落とし込み釣りを楽しみました。

毎年、この大会を皮切りに落とし込み釣りのシーズンが切って落とされますが、ここ10数年の神戸港の春先の状況は、年と共に変化しています。
 
今回の大会では10名が11枚のチヌを上げるという、厳しい状況でした。
 
以前は3月中旬の神戸七防では、パイプをエサに底、もしくは底の手前を探っていくと、内側を中心に穂先や道糸にアタリが出るのが通常でしたが、数年前からは、ほとんどエサのパイプが着生しなくなり、アタリの出方や、エサの種類、タナなどが毎年変化しています。
 
20年ほど前の、冬から春先にかけてのエサといえば、フジツボ、タンクガニ、シラサエビ、イワガニなどでしたが、17年前にパイプが出現することによって、5月の初旬まではあまりエサの選択に悩むことは少なかったのです。
 
4年程前から変化がありました。
 
春先の大会でフジツボ、パイプ、イワガニなどのエサではほとんどアタリがなく、アオコガネをエサに使った人だけがチヌを釣り上げました。
 
他のエサでは触ってくるものの、針掛りしなかったのです。
 
又、夏の大会でパイプを使った釣り人が優勝したりしました。(パイプは普通、夏場は使いません)
 
昨年の神戸港落とし込み大会では、多種多様なエサでチヌが上がりました。
 
シラサエビ、イワガニ、ボケ、カメジャコ、アオコガネ、パイプ・・・・
 
上がったチヌの枚数も11枚、釣り上げた落し込み師も10名と、今年とまったく同じでした。
 
今年入賞した人が使ったエサは、パイプ、アオコガネ、イワガニ、が多かったようです。
釣れたタナもほとんどが底だったようですが、中層に浮いているチヌをパイプで釣り上げた人もいました。
 
次回は、黒鯛最新攻略「落とし込み釣りの肝心」15.を予定しています。