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最新攻略コラム

2016年12月22日

黒鯛最新攻略「落とし込み釣りの肝心、ハリス。」9.

チヌ落とし込み釣りで使われるハリスは、0.6号から5.0号くらいまでだと思われます。
 
一般的には、1.0号から3.0号くらいのハリスを使うことが多いです。
 
盛期にテトラの前打ちや、スリットケーソンのマスの穴などを狙う時は、3.0号から5.0号ぐらいまでのハリスも使用することがあります。
 
ハリスの選定は、まず使用するタックルによって決まります。
 
次に釣り場の形状、狙うチヌのサイズなどによります。
 
使用するタックルは、針、目印、道糸、竿の調子、竿の硬さ、竿の長さなどを基準に、全体のタックルバランスを考慮してハリスの号数を決定します。
 
釣り場の形状は、平場のケーソンなのか、スリット、テトラなど障害物周りなのか、前打ちの場合は底の形状によっても変わってきます。
 
狙うチヌのサイズが大きければ当然、太めのハリスを選択することになります。
 
季節によっても、チヌの引く力が変わってきます。
 
冬場から春先にかけては、チヌの動きや引きも弱いので、細ハリスで対応できることが多いです。
 
ハリス切れする原因はいくつかあります。
 
タックルバランスが悪く、ハリスに過度な負担がかかる時。
 
思ったよりもチヌの引きが強力(急流やコバ周りでチヌをかけた時)だった時。
 
掛かったチヌの歯が当たってラインブレークする時。
 
堤防際の着生物やフグなどの外道でハリスに傷がついていた時。
 
製品ムラや、製造後長期間経って性能劣化したハリスを使用した時。
 
などがその原因になることが多いのですが、注意しなくてはいけないのは、細ハリスを使ってチヌを掛け、やりとりしていると、チモトからハリス切れすることがあります。
 
これはハリスがやり取りの最中に結び目がずれて、ハリスが針の耳に当たって切れた可能性が高いので、耳のエッジがシャープ過ぎない針を選ぶことと、ハリスがズレにくいように、接着剤で固めるなどの対応をするとよいでしょう。
 
次回は、黒鯛最新攻略「落とし込み釣りの肝心」10.を予定しています。