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2016年7月28日

黒鯛道110 「茅渟の海、四方山話」その32、落とし込み釣行記 Ⅹ

今年で14回目を迎えるK社主催の大阪湾落とし込みトーナメントですが、今回は北港の関電と神戸5防で決勝大会が開催される予定です。
 
4月から予選大会があり、100名前後の予選参加者のうち、上位25名が決勝へと進出することができます。
 
予選は2回ありますので約50名の落し込み師が決勝で勝負をすることになります。
 
落とし込み釣りの甲子園とも言われていますが、関西を中心とした落とし込み釣りの実力者たちが、真剣に勝ち上がっていくこのような大会は他にはないと思われます。
 
毎年、神戸七防・黒鯛人からも多くの参加者、決勝進出者を輩出しています。
 
私も第1回の大会から毎年参加しています。
 
2年連続して予選落ちしたこともありますが、今年で決勝は12回目の進出となります。
 
決勝は2日連続で競技をして釣った黒鯛の総枚数で優勝を競います。
 
その1日目の関電波止の話をしたいと思います。
 
一見、ふつうの一文字のように思われる地続きの堤防です。
 
水深は内、外とも約5ヒロ。
 
1kmちょっとの堤防ですが、かなり魚影が濃いところで夏にはメバル、アコウ、ガシラ、チヌ、キビレ、ヘダイ、カンダイ、タコなどがよく釣れます。
 
ここの特徴は、外から潮が入ってきて潮通しが良いことや、底の状況が磯のように荒く、堤防に沿って内向き外向きとも根が続いていることです。
 
一文字の場合、チヌは夏場にはほとんど底にはいないことが多いのですが、ここは根があるからか、アタリのあるタナが上から下まで一定しないことが多いです。
 
注意しなくてはいけないのは、底、又は底近くで掛けたチヌは沖の根に入ろうとします。
細ハリスで底に走られると必ず、ハリス切れになりますので、太めのハリスを使って糸を出さずに魚を上にあげていくことが重要です。
 
底の根にチヌがついているからか、前打ちでもかなり釣果をあげることが可能な一文字と言えるでしょう。
 
次回は、黒鯛道111 「茅渟の海、四方山話」その33、落とし込み釣行記Ⅺ、を予定しています。