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2015年11月12日

黒鯛道93 「茅渟の海、四方山話」、その15、関東編Ⅱ。

野島防波堤の翌日、木更津の沖提で開催された大会、TOKYO BAY 1にクラブ員数名と初めて参加しました。
 
木更津はかなり以前に数回、釣行したことがあります。
 
前日の野島では超前でかなりのアタリがありましたので、この日は堤防の前打ちとテトラの前を狙う作戦で望みました。
 
A提からD提まで150人近くの落し込み師がそれぞれの狙いのポイントに渡り、大会は開始されました。
 
 
私はC提に降りて確認すると、競技エリアにあるテトラは競技範囲外ということを知らされました。
 
前打ち仕様のタックルは、やや長竿、テレガイド、PEライン。
 
テトラは諦めて、人が狙わない超前ポイントを中心に探っていきました。
 
水深は2ヒロ強と浅く、流れも強くは無いので堤防全体の10~15m前を中心に探っていきましたが、ほとんどアタリらしいアタリはありません。
 
隣のD提に乗ったクラブ員のMくんはコバ手前、際で一枚上げていました。
 
エサはイガイです。
 
C提にはクラブ員のYくんと一緒に渡りました。
 
前でほとんどアタリがなかったので、そのままのタックルで際を落としていくと、底か、着底前にクッ、コツッといったアタリが数回あり、乗りかけるのですが針掛りしませんでした。
 
大会特有のプレッシャーのためか、黒鯛の喰いはかなり渋くなっています。
 
そこで、堤防の内向き竿一本分前を狙うと、捨石が入っているのか、かなり底に変化があり、やはり数回アタリがありましたが乗りません。
 
使用している竿の穂先はやや硬め、PEラインもダイレクトにそれを伝えているのか、張りを入れてアタリをとると針掛りしないのです。
 
Yくんは、柔らかめの竿にナイロンの道糸、細ハリスでした。
 
捨石周りをYくんが探っていくと、黒鯛がヒットしました。
 
結局、彼は2回、捨石周りで黒鯛を掛け、2回ともハリスを飛ばされました。
 
掛かった黒鯛は本能的に捨石に回り込んだためでしょう。

その後、彼はコバ周りの際で一枚上げることができました。
 
水深の浅い堤防での大会は、繊細な柔らかめの竿と、狙う場所によってハリスを選択、吟味することが肝心ということを学びました。
 
次回は、黒鯛道94「茅渟の海、四方山話」、その16、神戸七防のキビレ。を予定しています。