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2015年10月15日

黒鯛道91 「茅渟の海、四方山話」、その13、落とし込み釣りの可能性Ⅲ。

10年程前から続けている石鯛の落とし込みは、ある意味で一番のスリルに満ちあふれた釣りだと私は思っています。
 
石鯛はある時期になると堤防や構築物、テトラなどの上層に姿を表します。
 
基本的には黒鯛と同じ生息地で見かけることが多いです。
 
エサも夏場は黒鯛と同じ、イガイやイワガニなどを捕食しています。
 
決してバフンウニやサザエ、アワビがないと釣れないわけではありません。
 
エサが無いときは、ヒトデなども捕食していました。
 
一般的には磯場でワイヤーハリスなどを使っての底釣りをイメージしますが、落とし込みで釣れる石鯛は上層で掛かるので、障害物がある場所でも仕掛けや糸は出さずに釣ることさえできれば、45~60cmぐらいの石鯛を釣りあげることが可能です。
 

潮流が早い海峡などの橋脚で黒鯛に混じりながら、イガイをついばんでいる石鯛を何度か見かけたりしました。
 
私の弟は、以前、関東の初島のテトラでグレ釣りをしていて、1.5号ハリスを何度か飛ばされ、2.5~3号にかえて50cm前後の石鯛を2枚、フカセ釣りで釣り上げたことがあります。
 
石鯛の落とし込みで重要なのは、障害物周りでの釣りが多いので上層で掛かったら、決して糸は出さずに、石鯛の強烈な突っ込みに耐えて取り込むことです。
黒鯛のように、リズムをつけて引き込むのではなく、石鯛は一気に休むことなく引き込みますので、糸を少しでも出すと障害物で擦れて、ラインブレークします。
 
それと石鯛は一度浮かしても、跳ねて又強烈に海中に突っ込んでいきますので、タモに入れるまでは、決して気を許さないことが大切です。
 
石鯛落とし込みのタックルは、専用竿、リールが出ていますので、それを使用しています。
 
場所にもよりますが、道糸はナイロン、フロロカーボンの6号~10号、ハリスはフロロカーボンの5号~8号を使用します。
 
夏場のエサは稚貝のダンゴ、カニ。
 
気温が~24度までなら、小ボケ、カメジャコなどが効果的です。
 
次回は、黒鯛道92 「茅渟の海、四方山話」、その14、関東編Ⅰ。を予定しています。