初めての方へ

HOME

釣り船予約

最新攻略コラム

2015年8月13日

黒鯛道88 「茅渟の海、四方山話」、その10、エサの考察、Ⅲ

今回は落とし込み釣りで使うエサの大きさ、釣れるタナ、チヌの大きさなどについて話してみたいと思います。
 
 
8月に入った先日、西宮の武庫川一文字で落とし込み釣りの大会が開催され、30cm以上のマチヌの枚数と長寸勝負で、100名ぐらいの落とし込み師が参加しました。
 
当日は、あまり状況も良くなく約4.5kmの一文字のなかで釣れる場所も限られている状況でした。
 
キビレは不可なので、その釣り分けも考えなくてはならず、難しい大会となりました。
 
 
結果として3ヒロ以上の深ダナはキビレがほとんどでしたが、2ヒロまでのタナでもキビレが釣れ、釣り分けはかなり困難な状況でした。
 
この時の枚数の部で入賞したベスト3の落とし込み師に共通していたのは、エサの大きさと釣ったタナでした。

タナは浅めが多く、エサはイガイを全員使用していましたが、その大きさは小さめの一枚掛け、または小粒を数枚掛けて落とし込むことでした。
 
あとは、潮が濁っていて、風も当たっている外側が好調でした。
 
1ヒロ半ぐらいのタナが中心だったようです。
 
 
以前から、浅ダナはエサを小さく、深ダナはエサを大きくするほうがよく釣れるという傾向がありましたが、今回もそうだったようです。
 
もちろん、大きなエサでアピールして浅ダナや見えチヌを釣ることも多いのですが、潮が澄んでくるとその傾向は強まるものだと、経験から感じています。
 
 
一方で長寸の部、ベスト3の方たちは、釣ったタナも1ヒロから2ヒロ半が中心で、エサの大きさも小さいイガイから4cmぐらいのものまでということでした。
 
エサの大きさ、タナを限定するのは難しかったようです。
 
一般的には大型のチヌには大きなエサを使用するという傾向があります。
 
とくに、盛期の夕方、堤防際がジャブジャブと波気が立ち、濁りも入ってくると大きなエサは効果が高いようです。
 
 
次回は、黒鯛道89 「茅渟の海、四方山話」、その11、落とし込み釣りの可能性Ⅰ。を予定しています。