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2015年5月28日

黒鯛道83 「茅渟の海、四方山話」、その5、テトラの前打ち釣り、Ⅱ

テトラの前打ち釣りでの狙い方は、場所、時期や状況によって変わって来ます。
 
あまり人が入っていないような場所ですと、朝一にはテトラの前や近辺を悠然とチヌが泳いでいるのを見かけることも多いです。
 
そんなときは気配を消して、軽いオモリでエサを前に投げてやると、喰ってくることもあります。
 
チヌが釣り人の気配を感じると、テトラの下や、穴の中に入っていきますので、積み上げられたテトラのサイドやトップの穴の中にエサを入れて、アタリをとることになります。
 
喰いが良いとグイっと引き込んだり、ピタッと止まりアタリを出すことが多くなります。
 
テトラの狙いどころは、刻々と状況によって変化していくことがあります。
 
人が多く入る大会などでは状況を見極めて、どこを狙うのかを判断していきます。
 
朝一、満潮が近くチヌの姿もちらほら見えるときは、気配を感じられないように、見えチヌを狙っていくのも良いでしょう。
 
満潮時、テトラの一番のポイントは足元の穴になることが多いのですが、干潮になったときも足元の穴の1ヒロぐらいのところで大型が喰ってくることもよくあります。
 
少し前の沈みテトラのサイドや穴の中を狙うのは、少し慣れが必要です。
 
まず、前のテトラの形状や、テトラがどう積まれているかを認識しておくことが大切です。
 
沈みテトラを狙う場合、潮も動いて濁りも入ってくると、エサがどこに落ちていっているかがわかりにくくなるものです。
 
そんなときは底取りをしながら、テトラの形状を想像してどのあたりにエサが届いているのかを感覚でとらえるようにします。
 
多くの釣り人が探った後のテトラは、どうしてもアタリも渋くなったりしますので、人が探っていない場所をさがして遠く離れた場所までいくか、超前で前のテトラを釣ることで釣果を得られることも多いのです。
 
一般的には、エサがテトラの底まで着いたら聞きあわせをして、又すぐに別のテトラを狙うのですが、底をじっくりと転がすようにエサを送って待ってやると、喰ってくることもあります。
 
 
次回は、黒鯛道84 「茅渟の海、四方山話」、その6、スリットの攻め方。を予定しています。