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2014年11月13日

黒鯛道70 「茅渟の海、釣行記」 その14、番外編 深ダナ、前ダナⅠ

チヌがエサを捕食する状況というのは、いろいろな要素で常に変化しています。
 
季節によるエサの変化や時間帯、潮の状況、天候、温度変化、釣り人などの気配によって様々に変化しています。
 
極端に言うと釣行するたびに、毎回変化していると言っても過言ではありません。
 
その日のパターンを見つけ出した者だけが、常に好釣果を上げることができるのです。

 
落とし込み釣りにとっての肝心は、それをどう感じとって、その日の釣り方を組み立てることができるかにかかっています。
 
 
基本的には最低でも一年間は同じ釣り場に通って、季節によるエサの変化やタナの変化、そして場所の変化などを体得することが大切です。
 
おおまかに年間を通じた釣り場の特徴をつかむことによって、そこでの落とし込み釣りの基準を認識することができます。
 
季節によって釣れる場所が変化しますし、一日の時間帯によっても釣れる場所やタナが変化します。
 
 
不思議なことにチヌの捕食状況は、釣り人の常識を越えることも度々あります。
 
昨日までのメインのエサに反応しなかったり、タナによってエサを変えないとアタリが少なかったり、タナがバラバラになったりと変化に富んでいます。
 
エサの大小や落ちるスピードも、その日のパターンを見つけなくては好釣果をえることはできないのです。
 
 
いつも同じエサや仕掛けで釣りをしているのが悪い、と言っているのではありません。
 
あまりアタリが無いときほど、変化をつけた釣り方が必要だと言っているのです。
 
ある一定のタナや堤防の水面下の段になっているところで、エサを止めて待っていないと本食いをしてこないときがあります。
 
ツっとアタリがあるだけで食い込まない時などは、この方法で効果があがることもあります。
 
 
いつもは軽い仕掛けで上ダナをゆっくりと攻めることで好釣果を得ていても、状況によっては、重いオモリである程度の深さまで落として、チヌの触りアタリを感じたら少し送ってやると本食いしてくることも多いのです。
 
 
次回は、黒鯛道71 「茅渟の海、釣行記」 その15、番外編 深ダナ、前ダナⅡを予定しています。