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2012年4月19日

黒鯛道9、針使い。

針使いやオモリ使いは、シンプルな仕掛けで釣る落とし込み釣りにとっては、重要な項目となります。ハリスの先には、針とオモリとエサが付いているだけなのですから。
 
落とし込み釣りで使用する針を決めるのには、いくつかの基準が考えられます。まず第一に針掛かりが良く、折れない事。
 
針先がすぐになまったり、チヌの歯に当たって針先が折れたりするものは避けるようにしましょう。これは基本となります。
 
針の大きさは、使うエサの種類によって掛かりの良さを考えながら選別しますが、喰い渋る時のタナや底での針使いは使うオモリやハリスなどと同じく、できるだけ喰いに抵抗のないように小さく軽いものを選ぶのが良いと思います。
 
もちろん、タックルバランスを考えてハリが伸びたりしないように配慮することも重要です。ハリの選定で重要なのは、チヌをバラさない掛かりの良さと、チヌの食い気を損なわない大きさ、重さ、形状のバランスを考えて、決定することです。
 
タナで掛かったチヌが何度も続けてハリはずれでバラした経験をお持ちの方も多いと思います。私も何度も続けてバラした経験があります。これはハリの選定が悪かったからでしょうか?
 
多くの場合、歯にあたったハリがすべってはずれたり、針先がなまっていて掛かりが悪くなっているのが原因となっているようです。

どうやってチヌの口にハリ掛かりさせるのがベストかを考察しましょう。
 
大バリを使って貫通させるか、チヌの唇、カンヌキにハリ掛かりさせるか、どちらもリスクはありますが、唇に掛かったハリはめったなことでは外れません。
 
タナ釣りでチヌを掛けたときに何度もバラシが続いてしまうときは、ハリの選定よりもアワセのタイミングやエサの刺し方などが大事なことが多いのです。
 
底釣りの場合、チヌの活性も一般的には低いことが多いので、エサも小さく、小バリ、オモリも軽く、チヌがエサを吸い込みやすくしてやると、乗ってくることがあります。
 
低水温の底釣りではハリの視覚的な大きさの問題よりも、チヌが口の中に入れやすい大きさや重量が重要なのです。
 
私は現在K-1グレ針5号や、底釣りでは管つきグレ針の3~4号を中心に使っています。小針を使うときの基本は、本喰いを見極めてアワセをいれることです。
 
特に喰いの渋いときの底でのアタリは、アワセを入れるタイミングが難しいのですが、その日のパターンをつかむことができれば竿頭も夢ではありません。
 
次回は黒鯛道10 「オモリ使い」を予定しています。