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2014年6月26日

黒鯛道61 「茅渟の海、釣行記」 その5

神戸港にいつも台船がケーソンに隣接して係留されている沖提があります。
 
神戸第5防波堤です。通称、神戸5防。
 
武庫川一文字などの堤防にも台船が北側30mぐらいの所に離れて係留されていますが、隣接はしていないので落とし込み釣りをする場合はいわゆる垂直ケーソンでの釣り方と変わりません。
 
神戸5防は南側には台船はありませんので、ここも普通のケーソン際での落とし込み釣りと変わりません。
 
が、北側には常時多くの台船が着いています。
 
場合によっては何台もの台船が重なって二重三重となっている時もあります。
 
ここでの釣り方は、台船に乗っての釣りは禁止されていますので、ケーソンと台船の隙間をポイントにチヌを探って行くということになります。
 
梅雨入り後の盛期には南側の垂直ケーソンもポイントとなります。
 
台船の釣り方は、時期によってタナなどは変化しますが、20cm以上あるケーソンとの隙間を丹念に落とし込んで行きます。
 

冬場は北からの風で台船がケーソンに密着することが多いのですが、夏場は南からの風により台船とケーソンの隙間も広がって釣りやすくなります。
 
前回釣行した冬場はパイプをエサに底、または底から少し上をきざんで釣るようにしました。

基本は台船の底についているチヌを釣るのですが、ケーソンとの隙間は釣り人の気配も消えて、わりと大きなアタリがでることが多いのです。
 
基本は止まりと引き込みアタリです。
 
神戸港の落とし込み釣りは神戸5防から始まる、とよくいわれたものですが、テトラなどと同じくチヌが居着いている台船は、冬場でも容易にチヌを釣ることができるのです。
 
ここは大型のチヌの実績も高いのですが、夏から秋にかけて台船の隙間で掛かった大型のチヌを取り込むのには、ある程度の経験が必要になります。
 
上ダナで掛かったチヌは台船の下にすごいパワーで突っ込みます。
 
2号程度のハリスも飛ばされることが多いので、チヌに先手を取られない釣り方をする必要があるのです。
 
 
次回は 黒鯛道62 「茅渟の海、釣行記」 その6。を予定しています。