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2013年11月14日

黒鯛道46 「冬の落とし込み釣り、その1」

かって、チヌの落とし込み釣りは春から秋までのシーズンが、その釣期と言われていました。
 
20年近く前まででしょうか、関西では4月のサクラが咲く1週目から始まって10月いっぱいぐらいまでが、一般的に落とし込み釣りのシーズンでした。
 
当時は水温が10度以下になるとチヌは口を使わない、冬場は落し込みでチヌは釣れないなどと言われていました。

私も主に春先から秋にかけて目印を使った落とし込みと、短竿を使ったヘチ釣りを神戸七防で釣行していました。
 
冬場は、はじめのうち違う釣りをしていましたが、どうしてもチヌに勝る魚はいないと思って、冬場も落とし込み釣りをしようと思い立ちました。
 
それまでにも一文字ではたまにフカセ釣りでチヌが掛かったり、際の探り釣りでチヌが掛かることがありましたが、たまたまということで済まされ、落とし込み釣りで専門に狙う人は皆無でした。
 
たまたま掛かったチヌはシラサエビや地エビが多かったので、私も当時は同じエサを使って冬場、落とし込みを始めました。
 
最初のうちは1~1.5号(ガン玉ではありません。)のオモリをつけた1本仕掛けの胴付き仕掛けで冬の堤防の際底を中心に探っていきました。
 
午前中だけの釣りでしたが、良いときには数回、着底と同時に前アタリが出てチヌを釣ることができました。

水温が10度前後でもチヌは喰ってきました。
 
少し慣れてくるとそのまま10mほど前を打って、底を探りながら手前に寄せてくると、キビレやチヌを釣ることもできました。
 
次に試したのがタナ釣りです。エサは地エビやタンクガニ、フジツボの身、ヘラヘラ等を使いました。

基本的に2ヒロ半から3ヒロぐらいまでのタナを落としていきましたが、午前中に1~2回、チヌのアタリをもらうことができました。
 
冬場も狙えば落とし込み釣りでチヌは釣れるのです。
 
釣りの常識をそのまま鵜呑みにせず、自分で確認、検証していくことの大切さをこのとき学ぶことができました。
 
次回は 黒鯛道47 「冬の落とし込み釣り、その2」 を予定しています。