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2013年9月12日

黒鯛道42 「秋の落とし込み釣り、その2」

チヌの落とし込み釣りの聖地、大阪湾、神戸港も今年は稀に見る厳しい状況となりました。例年のパターンが通じなくなっているのです。
 
関西の各堤防はそのロケーション、形状、季節によって釣れる時期、タナ、場所、時間帯が、この20年を振り返ると毎年ある程度は決まってくることが多かったのです。
 
もちろん、何年かの周期でチヌの数やその動きも変化するのですが、極端な違いはなかったように記憶しています。
 
今年は違いました。堤防に寄ってくるチヌの絶対数が明らかに少ないのです。神戸港を例にとると、チヌが釣れる堤防がピンポイントで限定され、しかも釣れる期間も少ないといった状況です。
 
とはいえ、釣り方の基本が変わる訳ではありません。朝一番、人が入る前や夕方に寄ってくるチヌを狙うことや、潮の濁り、風の当たる面、オイルフェンスや障害物、ロープ周り、コバを攻めることにかわりはないのです。

秋の落とし込み釣りは良い状況になれば、一番数釣りが期待できることも多いのです。潮も澄み出すシーズンなので気配を消しながら見えチヌを狙うこともできます。
 
秋になればイガイ、サクラガイ、フジツボ、フジツボのダンゴ、ミドリイガイ、パイプを使います。秋の釣りはエサの大きさを工夫してみると効果が高いときがあります。触ってきても食いこまないときは1cmぐらいのイガイやフジツボの小さな稚貝を使ってみましょう。
 
昼間、ほとんどアタリが無いときでも、夏場や秋の夕方、陽が沈む直前に堤防にチヌが寄り出すことがありますので、暗くなる前まで粘ることができれば釣果をみることができるかもしれません。
 
次回は 黒鯛道43 「秋の落とし込み釣り、その3」 を予定しています。