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2013年8月8日

黒鯛道40 番外編 「夏のスリットケーソン攻略、尼崎フェニックス」

今回は予定を変えて、多くのトーナメントの競技会場として使われることが多い尼崎フェニックスのスリットケーソンの話をしたいと思います。
 
ここは西宮の武庫川一文字の手前に位置して、東に川筋、西に運河があり南面と西側の一部がスリットケーソンになっている好釣場です。
 
特に秋のシーズンの良い時には、二桁釣りが当たり前といった爆釣モードが期待できるところでもあります。
 
ここのスリットケーソンは北港や南港のように上部が開放されている構造ではなく、岸和田沖一文字と同じく、側面から柱の間を中心に狙うスリット形状です。
 
昨日もK社の落とし込みトーナメントの決勝が開催されたばかりで、私も選手として2日間の大会に参加していました。
 
このスリットケーソンもチヌが居着いていて1年中落とし込み釣りで狙うことができます。
 
ここの形状からスリットを攻める方法は限定されますが、季節や釣り人の状況、撒き餌を使ったフカセの釣り人がいるときなどで狙い方が変化して、ワンパターンでは攻めきれない難易度が高いスリットです。

攻め方の基本は、柱前、柱の間、柱の裏、スリットの中、スリットの奥の5箇所を狙って落としていくのですが、季節によって又、大会などで釣り人が多く入ったときなどのチヌの居場所の変化を想像しながら落としていくことが重要です。
 
チヌのいる場所とそのタナを間違えるといくらエサを落とし込んでも、アタリは出ないでしょう。
 
いかにピンポイントでチヌの居場所を見つけることができるかが、スリットでの落とし込み釣りの肝心となります。時間帯や風、波によってチヌが柱周りに出てくるのを予見しましょう。
 
釣り人が多く入るとチヌは底や奥に入る傾向があります。何度も練習すれば柱裏の底や柱裏2ヒロを、ピンポイントで狙って落としていくことが可能になります。
 
次回は 黒鯛道41 「晩秋の落とし込み釣り」 を予定しています。