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2013年7月25日

黒鯛道39 番外編 「夏のスリットケーソン攻略、北港」

夏の北港スリットといえば、まずボーズになることはほとんど無かったのですが、今年は少し状況が違っているようです。
 
北港に限らず、大阪湾、神戸港などのチヌのメッカと言われている釣り場は、いずれもかって無かったぐらい今年は全体的に不調です。
水温、潮流の変化、塩分濃度の変化などでしょうか、チヌが寄り付かない、またはチヌが見えても口を使わない状況が続いています。
 
北港・夢洲のスリットは昔からチヌが居着き、全国から落とし込み釣りの黒鯛師が足繁く通っている屈指の好釣り場です。

スリットは全体で3面あり、風向きや潮の干満で釣り場を選ぶことになります。基本的には風裏は潮が透けてチヌの活性が低いので、風が当たる面のスリットを狙いましょう。
 
狙いどころはどの面も柱周り、サイドの壁、奥壁、マスのテーブル、マスの穴をさぐるのですがマスの中のテーブルの底までの水深は、場所によって異なります。
 
干潮で潮が透けているときは、できるだけ水深のあるテーブルを攻めるようにします。部分的にスリットが陥没してマスの水深が深くなっているところ、例えば手摺りと呼ばれる辺りは、かなり水深が深くなっていますので潮が澄み気味のときには有利です。
 
1ヒロ強から3ヒロ弱まで場所によって、マスのなかの水深の差があります。 
 
実績が高いのは、柱の間、柱裏、テーブルの穴の入口などですが、スリットを回遊しているチヌも目視できることが多いので、その行動を頭に入れて状況に応じてチヌのいる場所を想像しながら落とし込んでいきましょう。
 
次回は、黒鯛道40 「晩秋の落とし込み釣り」 の予定です。