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2013年7月11日

黒鯛道38 番外編「夏のスリットケーソン攻略、南港」

少し予定を変えて、今回は夏のスリットケーソン攻略について述べたいと思います。
 
毎年、7月の中旬、海の日前後に大阪の北港や南港で全国黒鯛落とし込みクラブ対抗選手権大会が東京の黒友会主催により開催されています。
 
開催場所は平場のケーソンはほとんどなく、2段積みのスリットケーソンでの競技が中心となっています。関西特有のこのスリットには常にチヌがついていて、冬場でも落とし込みでチヌを狙うことが可能です。北港、夢洲のスリットや南港の新波止スリットは梅雨明けに最盛期を迎えます。エサはイガイ一本です。

今回は南港スリットの攻略法を述べてみましょう。
 
南港のスリットは高さもあり、最初は戸惑うかも知れません。7mのタモを用意しなくては大潮の干潮時に掛かったチヌは取り込めないでしょう。スリットは逆L字になっていて白灯台サイドと川筋の赤灯台サイドがあります。北東風が吹いて潮が澄みやすいとき、干潮時はマスの中の水深が深い赤灯台側が一般的には有利です。太陽が影を作る白灯台サイドは潮が濁っていれば干潮時でもチヌは喰ってくるでしょう。
 
潮が澄んでいるときの攻略法は、柱周りの見えチヌを気配を消して食わせるか、マスの中の穴に入ったところから2段目のマスの底近く(5ヒロ前後)にいるチヌを狙います。アタリは大きくでることが多いのでわかりやすいでしょう。
 
高さがあるので潮が凪いでいるときはいいのですが、午後になって南西風が吹き濁りがマスの中に入ってくると波がうねりだし、風も強くなって短い竿では細かいアタリがとりにくくなります。できればヘチ釣りで狙うときもうねりが高くなれば3.5m前後の竿の使用をおすすめします。うねりについて竿を上下して止まりのアタリを聞き合わせでとっていきましょう。
 
夕方になれば大型のチヌもマスの柱裏や穴の入口付近で捕食することが多く、年無しを釣り上げるチャンスが高まるでしょう。
 
次回は、黒鯛道39  番外編  「夏のスリットケーソン攻略、北港」 の予定です。