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最新攻略コラム

2012年3月8日

黒鯛道6、落とし込み釣りの道具~前打ち。

落とし込み釣りには釣り場の形状に対応した釣り方がいくつか存在します。
 
平場の垂直一文字ケーソンを釣るヘチ・目印を使った落とし込み釣り。障害物周りを釣るヘチ・目印を使った落とし込み釣り。前方をヘチ・目印を使って釣る前打ち釣り、などがあります。
 
ボートから前方を釣るのも前打ち釣りのバリエーションといえるでしょう。
 
ここでいう平場とは釣り場の構造体が平面的で、その構造体の中にチヌが隠れる場所がないところをさします。
 
もっとも、そんな平場にも底や壁に変化があるところがあり、そこがポイントになっていたりします。基本的に隠れ場所が少ないので、チヌは警戒しやすくなります。
 
一方でスリット形状やパイル鋼管、台船、テトラポッドなどは、チヌが住み着いたり身を潜める場所があるため、チヌにエサを喰わせるのは平場と比べると容易になります。
 
警戒心も少なくなります。が、潮が澄みきったり人の気配を感じられると警戒モードは高くなります。
 
テトラや石畳に代表される前打ち釣りは、一般的には壁を釣らず、前の障害物周りやテトラの穴、際から離れている前を釣りますので、チヌの警戒心は平場の壁を釣るよりは、少なくなる場合が多いといえるでしょう。

前打ちテトラ南港

前打ち釣りのタックルは、落とし込み釣りの竿に比べて、長めで腰の強い竿になります。
 
リールは目印用のものが通常使われます。道糸やハリスも際の壁を釣る落とし込みと比べて、太いものが使われます。
 
私は普段あまり前打ち釣りをしませんが、テトラや障害物周りの釣りで経験したことをお話したいと思います。
 
前打ちの竿は、竿先が柔軟で胴に乗る腰の強い竿が、お奨めです。
 
リールは、竿の長さや狙うタナによっては糸を送ることも多いので、ヘチ用のリールが良いと思います。
 
ガイドも糸通しが良いものが汎用性が高まります。
 
道糸はテトラの形状や大きさによっても異なりますが、テトラの際や穴に擦れたりするとともにハリスへの負担を考えると、ナイロンの太め4~5号、ハリスは狙うチヌのサイズにもよりますが、確実に獲るためには最低3.5号から4号ぐらいは必要です。
 
特に大会などで長寸勝負のときは、タックルをなめてかかると、深い穴でかかった大型のチヌを獲ることは出来ないでしょう。
 
 
次回は黒鯛道7 アタリ・気配。を予定しています。

前打ちの釣果