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2013年4月11日

黒鯛道32 「春先の落とし込み釣り」 

一年を通して楽しめる落とし込み釣りは、その季節ごとに釣り方も変わりますし、それに応じて楽しみ方も変化します。
 
冬から春にかけての落とし込み釣りは、月ごとにチヌの活性も変化しますので狙うポイントやタナも変化していきます。平場の一文字ケーソンでは、2月下旬から3月にかけては主にベタ底を中心とした釣りになります。もちろん状況や活性が高くなると上ダナや中層、底から1ヒロアタリでの釣りも可能になります。
 
障害物周りや、テトラ、スリットなどでは必ずしも底が中心とした釣りにはなりません。テトラ周りでは沈みテトラの下や穴の中の浅いタナで食ってくることが多いのです。
 
春先のチヌは盛期のそれと違って、あまり引きも強くないことが多いのでケーソンやスリットでも細ハリスを使うことが可能になります。関西に尼崎フェニックスと呼ばれる釣り場があります。今年の2月にはそこの南面スリットの柱と柱の間、底でハリス1号を使って何枚かのチヌを釣り上げることができました。オンシーズンになるとハリス2.5号でもブチ切られることがありますが、潮が澄んでチヌの活性も高くないときに、細ハリスを使って食い渋るチヌを釣ることが可能になります。
 
4月に入るとケーソンのチヌは底や中層で釣れるようになります。私のホームである神戸七防ではこの時期は、底、底から1ヒロ、3.5ヒロあたりのタナを狙って釣ることが多くなります。
 
スリットでは柱周りが中心となりますが、状況によって柱前の底、マスの底、柱前2ヒロから4ヒロのタナを狙って釣ることが多くなります。大阪南港の新波止などがあてはまります。
場所によってタナや狙いどころは変化しますが、それを想像しながら落としていくのもこの釣りの楽しみ方でしょう。
 
次回は、黒鯛道33 「初夏の落とし込み釣り」を予定しています。